２０１４年４月26日〜５月11日 北杜市白州町の和菓子老舗「金精軒」の2階「ギャラリー○ヤ」
この作品展は、ステンドグラスの可能性を求め独自の作品作りを続けて約２０年となる私にとって、記念すべき大きなイベントでした。緑と山の自然に囲まれた山梨県白州にアトリエを構えて以来、自然の力が私に創作の喜びや創造への意欲、想像の翼と夢を与えてくれました。ですから、この地でこそ、私の作品を多くの方に観ていただきたいと、今回の作品展を開催いたしました。
春の大型連休中15日間ということもあり、また地方版ですが、山梨日日新聞、朝日新聞、八ヶ岳ジャーナルにも紹介され、白州町台ケ原宿の観光に訪れた方々も立ち寄って下さって、1000人を超える多くの方々に鑑賞していただきました。特に、この地域でステンドグラスに興味をお持ちの方々から多くの貴重なご意見をいただけたことは何よりも嬉しく、今後の励みにもなりました。ステンドグラスをやってみたい、アトリエも見学してみたいとの嬉しい申し出もいただき、本当にありがとうございました。
今回の会場は、老舗和菓子店の２階、元旅籠屋敷を改装した大きな黒い梁と白壁の美しい約５０畳の畳敷きのギャラリー。そこに私の約２０年で作りためた作品群を思いを込めて展示しました。和風作品、幾何学的作品（多面体や多重構造、らせん型構造など）、ピカソ・クレー・ミロなどの絵画をステンドグラスのライトボックスに仕立てたもの、アンテーィク風のランプ、桜や薔薇のモチーフ作品など作品数は小物を含め１１７点、そのほかに小皿、箸置き、アクセサリー類も並べました。作風がさまざまなことから、何人かの作家の作品と感じられた方も多かったようです。サンドブラスト、フュージング、絵付けなどの技法によっても作品の幅が広がり、それらの技法についての質問もいろいろ承りました。また、夢夢教室の生徒の力作も８点展示しましたので、ステンドグラス制作へのハードルがそれほど高くないことを理解していただけたかとも思います。
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