花のランプ 3
世田谷のフラワーランドの花作り教室に通うようになって、知らなかった木や花の名前を少しづつ覚えるようになった。
ある日、フラワーランドの満開の白い花の木に感激して名前を尋ねた。
「やまぼうしだよ」。「はなみずき」に似ているけれどもっと野趣があってかわいらしい。
それ以来、私は「やまぼうし」のファンになった。
花弁に見える4枚の萼(総ほう片)の先がとがった感じや、こんもりと丸い真ん中の黄緑色の小さな花(芯の部分)、実の形も面白い。
白州の別荘に植えた苗木は、まだ花を咲かせないけれど、いつの日か白い花が満開になることを夢見ている。
このランプは、白い花をブルーの地に浮きあがらせたくて流線を活かしてデザインした。
グリーンの芯は、フュージングによる自作品である。淡いブルー地のガラスが大変気に入っている。
やまぼうし T
(8面ランプ)
(第20回 びどりを展 出品)
(ランプシェード:高さ約22p 最大幅約30p ランプベース:高さ約42p)
(制作2000年)
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