メルヘンと夢のランプ 1
宮沢賢治生誕100年の年、子供の頃読んだ「銀河鉄道の夜」を再読した。しばらく、星の輝く夜空を銀河鉄道がぐんぐん登っていくイメージが頭の中に焼き付いていた。それをどのように表現しようか。ランプを変形釣り鐘型にし、星と線路をサンドブラストで削り、帯状に絡ませた。明かりをつけるときらきらした青い夜空が広がり、メルヘンの世界が現れる。義母の介護の日々を過ごしながら、ガラスのピース一枚毎に多くの思いを込めて1年かけて作った二度とできない作品である。
銀河鉄道の夜
(変型モールド型つりランプ)
(第24回 びどりを展 出品)
(夢夢絵はがき作成)
(ランプ部分高さ約26p 最大径約25p 制作1997年)
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