２００２年の想い出

多面体のランプで、ガラスの重ね合わせによる光と色の効果を追求していましたが、２００２年は、サッカーボール型３２面体に挑戦。
折しも日本中がワールドカップにわいていました。作り始めてみると、いろいろ試してみたくなり、３つのランプが出来上がりました。

●赤系の３重構造のランプ（Ⅰ）は、火の玉のように赤く萌える情熱を表現しました。
●やや小ぶりの２重構造のランプ（Ⅱ）は、ブルー系の透明ガラスを多く使いきらきら光る澄んだ海のイメージです。
●小さなつりランプ（Ⅲ）は、点灯すると内側のガラスの色が外側のガラスとの微妙な色の重ね合わせ効果によってくっきりと美しく輝きます。

創造するということの楽しさ、苦しさ、そして喜びを十分に味わった2002年の春から夏、私にとって想い出深いランプシリーズです。

多面体ランプ　３
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２年の想い出
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（サッカーボール型ランプ）

200１年度　第１６回ユザワヤ創作大賞銀賞受賞作品
（夢夢絵はがき作成）

　　　　　　　　ランプⅠ(赤のサッカーボール）　　　　　　　　　ランプⅡ（青のサッカーボール）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ランプⅢ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ランプ（Ⅰ）　約22.5×22.5×25.5㎝　　　　木製台
ランプ（Ⅱ）　約19.5×19.5×22.5㎝　　　　木製台
　　ランプ（Ⅲ）　約14.5×20.0×24.5㎝　　　　鉄製ベース　