今回紹介するのはマックスファクトリーから発売された「イグニス」です。
このイグニスというキャラクターはデモンベインなどで有名なニトロプラスから発売されている
「塵骸魔京(じんがいまきょう)」というゲームのヒロインです。
実はこのゲームやった事ないんですけど、試作段階のフィギュアを見た時点でこれは買うしかないと思った一品です。
このページでマックスファクトリーのフィギュアを紹介するのは初めてですが、(フィギュア自体は他にも持っていますが)
マックスファクトリーは個人的にフィギュア界でも1,2を争うクオリティの製品を発売するメーカーだと思っていて、
このイグニスもかなりのクオリティに仕上がっていると思います。
颯爽とした感じのポージングが絶妙ですね。
衣装自体は結構露出高めなのですが、エロくなりすぎずむしろカッコいい感じ。
マックスのフィギュアは大きめの物が多いのですが、このイグニスも1/7サイズで、
だいたい1/8サイズぐらいのメガハウスの物と比べてもやや大きめです。
どういった角度で見ても絵になるっていうのが凄いなー。
髪の毛の流れや衣装のひるがえり方なんかは本当に絶妙の一言。
付属のベースはミラーベースになっていてなんか豪華な感じ。
顔の出来も文句ありませんね。
マックスの製品に限った事ではありませんが、最近のアイプリントは本当に綺麗だなー。
右下の写真はボーナスパーツのメガネを装着したところ。
特徴であり売りでもある髪の毛の造形。
この複雑な髪の毛の流れを良く立体化してるなーと。
もちろん複数のパーツで構成されてはいるのですが、よくこんな複雑なパーツが型から抜けるなーと感心してしまいます。
塗装も非常に綺麗に仕上がっていますね。
衣装に施された蝶のプリントも非常に綺麗です。
おそらくタンポ印刷だと思うのですが、こういう立体的な部分の印刷ってどういう風にやってるんですかね?
背中のシースルー部分は塗装で再現してあります。
衣装の各部に付いているコウモリや薔薇の装飾も小さいのにしっかり出来ています。
ちなみに髪留めもコウモリ型になっています。
手に持っている刀も造形、塗装ともにしっかり出来ていて、謎の文字もちゃんと書かれています。
刀は取り外せるので持たせない状態にも出来ます。
かなり良い出来でほとんどケチ付けるところがありません。
量産品でここまで出来るというのは本当に凄いと思います。
今年購入したフィギュアの中でも一番の出来と言ってもいいかもしれませんね。
最初に言ったとおり原作のゲームはやった事がありませんが、
このフィギュアを見て逆に原作のゲームがやってみたくなりました。

正直ここまでくると(このフィギュアに限らず)芸術品といっても過言ではないと思いますし、
原型師さん達ももっと評価されてもいいと思うのですが日本ではなかなか難しいんでしょうね。
最近はフランスなんかでもこういったPVC製完成品フィギュアが人気があるらしいのですが、
買って行く人たちはアニメ好きの人達だけではなく、
単純に優れた造形物として買っていく人も多いらしいです。
こういったフィギュアもアニメ、ゲームなんかと同様に日本が世界に誇れるコンテンツの一つだと思うので、
もっと評価が高まればなーなんて思ったりします。